イタリア・トスカーナ地方、有名タンナー製のベジタブルタンニン鞣し・パラフィンワックス仕上げのこの特徴的な牛革。
新しいうちは表面をパラフィンワックスが覆い、白っぽい姿をしています。そこから月日を経て、触れる部分からパラフィンワックスが革に溶け込み、徐々に革色が姿を現します。その革の変化は目を見張るものがあり、新しい姿と使っていった姿の目に見える変化がとても面白い革です。特別な手入れをしなくても革の経年変化がたっぷりと楽しめます。
「フキオロシ」とは建築用語の「葺き下ろし屋根」に由来していて、小銭入れのカブセ(フタ)の部分がまるで葺き下ろし屋根のようにすぅっと本体から延長して続いている「のべかぶせ」という技法からつけた名前です。
今では使いこなせる職人が減っている技法で、その技法を復刻させるべく形に取り込んだデザイン。本体からひと続きになっているためすっきりとひっかかり無く薄く仕上げることができるのが特長です。
のべかぶせ部分はサイドの縫い代をつままずに開きやすく、札がひっかかりにくくするなど小さな工夫が隠されています。
多すぎない収納はキャッシュレス時代の使用に合わせ、薄作りを意識したデザインです。
※ワックスの付き具合には個体差バラつきがあります。
また、避けられないワックスのこすれ、削れなどが多少あります。
商品コード |
14E-3770 |
サイズ |
90×180×15 |
素材 |
表革:牛革 |
備考 |
札入1室・ポケット3室カード入6室 |